サウンドフィールド・デザインでは防音・音場設計から音響測定を確かな技術でご提供致します。

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音の知識

音の伝わりには空気伝搬と固体伝搬の二種類があり、空気音は外部からの騒音、会話、犬の鳴き声などで比較的音を止め易い部類になります。固体音は建物に直接振動を伝える為、非常に音を止めることが難しくなります。特に集合住宅では子供の飛び跳ねや走り回る音やドアを閉める音など、またピアノやステレオの低音などは特に振動が伝わり易く注意が必要です。

音の伝わり

衝撃音の種類

軽量衝撃音

コップやスプーン、お箸などの軽い物を落としたりした音を軽量衝撃音と言い、カーペットや絨毯などで比較的簡単に止めることができます。
例えば裸足での歩行音は重量衝撃音ですが、スリッパを履いた歩行音は軽量衝撃音となります。

重量衝撃音

お子さんが椅子から飛び降りたり裸足で走り回ったりドアを強く締めたりしたときの音などの重量衝撃音は対策が難しくて絨毯などでは殆んど効果が無く、防振対策には専門的な知識と経験が必要となります。
ステレオやピアノなどの音圧の高い音で、特に低音域は建物を大きく振動させている為に重量衝撃音とほぼ同じ対策が必要となります。

いろいろな音圧レベル
いろんな音の音圧レベル

騒音に関する環境基準

各自治体にて騒音に対する基準値が規定されており、特に夜間の住宅地域での騒音は40〜45dB(A)以下に 押える必要があり、楽器演奏やステレオの音量には注意しましょう。( 隣地境界線での騒音値 )

環境基準

理想的な防音構造

理想的な防音室

重要ポイント

  • 1.隙間を塞ぐ( 防音ドアや気密性の高いサッシ、換気口の消音対策 )
  • 2.空気の層を設ける( 二重構造にする )
  • 3.防振構造にする( 浮床構造、天井防振吊り構造 )
  • 4.質量則( 重たい材料を使う )

理想的な音環境

  • 1.静かで音が洩れない
  • 2.用途や楽器の種類に合った響きであること

防音対策だけでは音が洩れない分、室内の音圧が上がり「響き過ぎ」の環境になってしまいます。
用途に合った響きの為に適切な吸音処理を施して初めて理想的な音環境になります。
「響きの調整」は音を止めることより更にノウハウと経験が必要です。

必要な遮音性能の考え方

例えばピアノの音が95dB(A)の場合で、屋外の騒音が55dB(A)あった場合は、
95dB(A) - 55dB(A) = 40dB(A) 必要性能となります。

遮音の計算式

住宅専用地で夜間ピアノを弾く場合、隣地境界線での測定レベルを45dB(A)まで落とす必要があります。
夜間の騒音がもしも35dB(A)であれば50dB(A)程度の遮音性能が必要となります。

いろいろな楽器の音域

いろいろな楽器の音域
全ての音域をカバーできるピアノは注意が必要。

低音楽器ほど音を止めることが難しく、高音楽器ほど比較的音を止めやすい。
ピアノは全ての楽器の音域をカバーした音を100dB以上で出すことのできる楽器なので、特にマンションでは注意が必要です。

色々な楽器の音響パワーレベル(自分の楽器の音圧を知る)

楽器によって、そのパワーレベルはさまざまです。

フルートのパワーレベル
フルート、オーボエ、ピッコロ、フアゴットの音響パワーレベル
楽器別パワーレベル
トロンボーン、フレンチホルン、バスチューバ、トランペットの音響パワーレベル

木管楽器は殆ど100dB以下ですが高音域は窓ガラスのコインシデンス効果により音が洩れやすいため、特にフルートの2kHzは要注意。

金管楽器は100dB以上の音圧の為、防音対策が必要になります。以外ですがフレンチホルンの500Hzは120dB近い音圧でジェット機並みです。

 

バイオリンの音響パワーレベル
チェロ、バイオリン、ビオラ、コントラバス、ギターの音響パワーレベル
オーケストラの音響パワーレベル
ティンパニー、オーケストラ75、バスドラム、ピアノ、通常の会話の音響パワーレベル

弦楽器は比較的音圧が低いがコントラバスやチェロは床に直接振動が伝わる為、注意が必要です。

打楽器は音圧が高い為、防音対策無しでの演奏は厳しい。ピアノは音域が広く音圧も高いので注意が必要です。