サウンドフィールド・デザインでは防音・音場設計から音響測定を確かな技術でご提供致します。

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オーディオルーム、AVルーム測定パック

ご自宅の部屋の音響特性や機器がどのように聞こえているかを個人で知ることは難しいことですが、測定パックをご依頼頂ければ現状の音環境を把握でき、今後の音対策やチューニングの指針となります。
測定データを元に改善策のご提案も致します。


サウンドフィールド・デザインでは、「ご予算や用途」、「お客様の気になるところ」を重点にチェックする3つのプランをご用意いたしました。

オーディオ測定フルパックオーディオ測定の価格

【測定内容】  遮音性能、NC値、残響時間、伝送特性、スイープ音、時間応答特性 インパルス応答

 

 

オーディオ測定標準パックオーディオ測定の標準価格

【測定内容】  残響時間、伝送特性、スイープ音、時間応答特性 インパルス応答

 

 

オーディオ測定ライトパックオーディオ測定の格安価格

【測定内容】  (標準パックより2項目を選択頂けます)

 

各種測定内容について

1.部屋の遮音測定( 防音性能の把握 )

2.NC値測定( 部屋の騒音レベル )

3.残響時間周波数測定( RT-60 1/1オクターブ゙、1/3オクターブ )

4.リスニングポイントでの伝送特性( スピーカー軸上特性との比較も可 )

5.スイープ音測定( モードによる変化や部屋の定在波把握も可能、歪率測定 )

6.時間応答特性( インパルス応答 )

1.部屋の遮音測定

何dBの音を出しても問題ないかの把握、遮音の目標値の確認を行います。

音圧測定グラフ
音圧測定

2.NC値測定

オーデイオルームの環境騒音の把握を行います。

NC値測定グラフ
NC値測定

3.残響時間測定

デッド過ぎやライブ過ぎなどの把握、減衰特性の確認フラット性。

1/1オクターブ、1/3オクターブでの測定が可能です。

残響時間測定
残響時間測定

4.伝送特性

実際のスピーカーの特性とリスニングポイントでの変化の確認を行います。

伝送特性測定
伝送特性測定

5.スイープ音測定

部屋の定在波による影響やスピーカーのひずみ率の確認、家具等のビリつきの確認も可能です。

スイープ音測定
スイープ音測定

6.時間応答特性

音響障害フラッターの確認、減衰傾向の確認を行います。

インパルス応答特定データを元に残響時間も測定します。

時間応答測定

 

時間応答測定

主な音響障害について

フラッターエコー

主に壁や床と天井などの並行面で音が繰り返し反射することで起こる現象で、日光東照宮の「鳴き竜」が有名です。ビーンと濁り比較的高音で発生する。

対策として並行面を無くし拡散するか片方を吸音することで防ぐことができる。特に一次反射音は音圧レベルが高く、直接音との時間差もわずかなために影響が大きいので対策が必要です。

フラッターエコー ビーン
フラッターエコーとは
フラッターエコー対策 拡散
フラッターエコー対策 拡散
フラッターエコー対策 吸音
フラッターエコー対策 吸音

ブーミング

部屋が8畳などの正方形や2対1の長方形の形状では定在波の影響で低音が極端に膨らんで締まりのない音になることをブーミング(モードが立つ)の影響と言う。

部屋の広さの比率を整数倍にすると発生しやすいので3対4対5や黄金比√5ー1:2:√5+1などの形状が望ましい。

音の速さは約340m/1秒進むので100Hzの波長は340÷100で3.4mとなり、8畳間の1辺が約3.4mで縦横が同じ寸法の為に低音が膨らんで聞こえる。

定在波

進行する音波と反射して帰ってくる音波が重なりあって進行していないように見える現象を定在波と言う。

定在波により極端に音が聞こえなくなってしまう帯域が発生します。定在波は部屋の寸法で決まり発生をなくすことはできません。特に500Hz以下の低音で顕著に表れるため部屋固有の定在波を把握して、影響を受けにくい位置にスピーカーを設置しリスニングポイントを決めることが重要です。

床から天井の高さ:2.4m
部屋の短辺:2.7m
部屋の長辺:3.6m
音速:340m/秒とした場合、

床と天井の間に出来る定在波は

•(340m/s÷(2.4m×2))×1 = 71Hz (基本波)
•(340m/s÷(2.4m×2))×2 = 142Hz(基本波の2倍)
•(340m/s÷(2.4m×2))×3 = 213Hz (基本波の3倍)
4倍、5倍と続く。

同様に部屋短辺の定在波は 63Hz, 126Hz, 188Hz・・・

部屋の長辺の定在波は 47Hz, 94Hz, 142Hz・・・

定在波とは
定在波の基本波
定在波の基本波の2倍
定在波の基本波の2倍
定在波の基本波の3倍
定在波の基本波の3倍

吸音処理による音響の考え方

吸音は楽器の種類やピュアオーディオ、AVルームなど目的によって処理の方法を変える必要があり、音を防音する以上に経験とノウハウが必要です。

吸音材には主に多孔質吸音材、板状吸音板材、穴あき板吸音構造などがあり、素材により吸音特性に違いがあります。素材の特性を把握して施工法や素材の場所や使用量を決めることが重要であり、漠然と「デットやライブにしたい」では満足できる空間はできません。

用途や趣向にあわせて素材や構造を決め、素材の特性や吸音率に基づいての設計が必要です。

一般的に小空間では残響時間で表すより吸音率にて設計することが望ましい。

吸音材の種類

構 造 種 類
多孔質吸音材量 ロックウール、グラスウール、軟質ウレタンフォーム、
ロックウール化粧板、グラスウール化粧板、木毛セメント板
穴あき板吸音構造
レゾネーター型
穴あき石膏ボード、穴あきスレートボード、穴あき金属板、
穴あきハードファイバーボード
板状吸音構造 合板、ハードファイバーボード、石膏ボード、金属板、
スレートボード、プラスチック板
膜状吸音構造 ビニールシート、帆布カンバス、ポリエチレンボード
その他 カーテン、敷物、椅子、吊り下げ吸音体